ニュージャージー州、洋上風力発電の減税をめぐり訴訟に直面

2023年7月31日 / 午後1時02分 / AP通信

洋上風力発電プロジェクトの反対派は、ニュージャージー州とデンマークの風力エネルギー開発会社オルステッドを、州が同社に承認した有利な減税をめぐって訴訟を起こしており、この法律は一企業のみを利益するために書かれたものであるため違法であると主張している。

この訴訟は、洋上風力発電プロジェクトに反対する２つの住民団体とオーシャンシティの電力顧客３社が法律の覆しを求めて木曜日に起こしたものである。彼らは、オルステッドが州の南海岸沖に建設を計画している2つの風車プロジェクトのうちの1つについて、約10億ドルの減税を与えていると述べている。

州議会はオルステッドが料金支払者に渡す義務がある連邦税額控除を維持することを認める法案を可決した。 Ocean Wind Iと呼ばれるプロジェクトの建設許可を申請する際、オルステッドはそのクレジットを顧客に返すと約束した。

法案を僅差で承認した議員らは、オルステッドがインフレと長引く新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響に対処するために支援が必要だと主張した。

民主党のフィル・マーフィー知事は7月6日に法案に署名した後、「解決策を見つけなければ、ニュージャージー州では解決できない」と語った。それに関連する仕事がなくなる、そうでないとどこかに行ってしまうのです。」

訴訟を起こした2つの団体、プロテクト・アワー・コースト・ニュージャージー州とディフェンド・ブリガンティン・ビーチの代理人弁護士ブルース・アフラン氏は、州は一方の当事者のみに利益をもたらす法律を制定することは許されないと述べた。

同氏は「議会がオルステッドに連邦税額控除を与えることは、ニュージャージー州憲法に違反する一企業に利益をもたらすものだ」と述べた。「ニュージャージー州では、単一の民間政党に有利な法律は一般に憲法違反である。」

知事公室とオルステッドは金曜日、マーサー郡の州高等裁判所に起こされたこの訴訟についてコメントを拒否した。

オルステッドへの減税が承認されたほぼ直後、同じくニュージャージー州の洋上風力発電プロジェクトの承認を得ている別の企業も減税を望んでいると述べた。

アトランティック・ショアーズは、ニュージャージー州南部沖に独自の風力発電所を建設するため政府の支援を望んでいると述べ、政府からの追加の資金援助がなければプロジェクトは「危険にさらされている」と警告した。

マーフィー氏は、アトランティックショアーズの要請に対して「寛容」であると語った。アトランティックショアーズは、Shell New Energies US LLC と EDF-RE Offshore Development LLC との共同パートナーシップです。

法案が承認される前に議員に宛てた書簡の中で、電力会社の顧客の利益を代表する州当局は、この法案はオルステッド社の利益を押し上げ、「料金支払者が支払う料金が高くなる」と述べた。

初公開日 2023 年 7 月 31 日 / 1:02 PM